けんま行為

このページでは、ハセカラ騒動に関係の深い「ちばけんま」というネット用語の元ネタについて解説しております。

騒動の全体像を知りたい方はまず3分でわかる!ハセカラ騒動をご覧ください。

「けんま」とは?

「けんま」とは、H君の自宅や唐澤弁護士の事務所など、ハセカラ騒動に関連の深い場所を実際に訪問する行為を指します。
 
当初「ちばけんま」とは、H君の自宅住所を表す隠語でした(住所の頭5文字に由来)。そこから次第に意味が拡張し、当該住所を訪問する行為も「ちばけんま」と呼ぶようになりました。

さらには、たとえば虎ノ門にある唐澤弁護士の事務所(周辺)を訪問することを「とらけんま」と言うなど、「けんま」という言葉が訪問行為を示すようになったのです。「けんまする」という動詞の形でも用いられます。

H君の居宅(実家)への「ちばけんま」

2012年から13年にかけて候補地が厳選され、2013年4月7日に完全に確定したH君の実家。
確定以来、この家に対し、周囲をうろついたり外観を撮影するなどのけんま行為が頻繁になされるようになりました。けんまは次第にエスカレートし、盗難や器物損壊などの犯罪行為を伴うケースも増加していきました。

H宅(ちばけんま)の主な被害
・複数回にわたり、自宅外観やその周辺、自宅内部を撮影・公開される。
・H君の父親や母親が外に出たところを盗撮される。
・2014年8月、玄関マットが盗難される。(盗難者はマツドマッドマットマンと命名された。)
・同月、玄関に鎮座していたウサギの置き物(通称・けんまくん)が盗難される。
 
2015年後半からは、特に汚損・破壊行為が激化していきます(過激けんま)。
・複数回にわたり、表札、インターホン、門、塀に張り紙やシールを貼られる。いわゆる「シール、ペタッ!w」
・複数回にわたり、表札の上から接着剤で偽の表札を貼られる。

・傘立て、傘、鉢植えを盗まれる。
・近所の公園から盗んできた看板を庭に設置される。
・ドローンで空撮される(そらけんま)。
 
父親の愛車(オレンジ色のマーチ、青のヴィッツ)もいたずらのターゲットとなりました。
・張り紙を貼られる。
・腐った牛乳や生卵、カラーボールをぶつけられる。
・小便・大便をかけられる。ディルド(男性器を模した性具)を接着剤で取り付けられる。
・H君の潜伏先や父親の勤務先を知るべく、GPSを勝手に取り付けられる。
・ナンバープレートを取り外して盗難される。その後、12の破片に切断されコミックマーケットで頒布される。
 
これらの行為が掲示板で報告されると、「半分犯罪だぞ」という諌めているのか茶化しているのかわからない反応がよく見られました。また、「いくらなんでもやり過ぎ」とか「H君本人でなく、家族に迷惑をかけているだけ」※1という趣旨の、否定的な意見も噴出しました。

またこの頃には、けんまの様子を動画配信サイトで生放送するユーザーも増加してきましたが、動画配信者同士で人間関係のトラブルが起きはじめたり、配信者同士の過度の馴れ合いが趣旨を履き違えた行為であるとして煙たがられることもありました。こうして、「過激けんま」は沈静化していきました。

 

ちなみに、現在ちばけんまをGoogleマップのストリートビューで見てみると、一軒家全体にぼかし処理がかけられており、一目でそれとわかる状態となっております。ぼかし処理のおかげで逆に目立ってしまったため、ちばけんまは暴力団関係者の自宅、事故物件、わいせつ物などというあらぬ噂を立てられてしまうこととなりました。

 

※1 2013年4月に「H君の住所」として特定されたちばけんまですが、実際には当該住所はH君の実家に過ぎません。ちばけんま内部・周辺でのH君目撃情報はなく、両親を残してH君本人は別の場所で居住している、という説があります。現在でも、H君の現住所は不明です。

唐澤貴洋弁護士の事務所への「とらけんま」

唐澤貴洋弁護士は、騒動当初は品川区のオフィスビル「アイオス五反田駅前」に事務所を構えておりました。その後、事務所は港区虎ノ門の「ピュア虎ノ門」、さらに「オランダヒルズ森タワー」に移転を繰り返しています。
アイオス五反田駅前に事務所を構えていた頃は、まだけんま行為がさほど活発ではなかったため、アイオス五反田駅前を対象とする「○○けんま」という用語はありません。
そこで、ここでは特にピュア虎ノ門への「とらけんま」、オランダヒルズ森タワーへの「オラけんま」について見ていくことにします。
 
(ピュア虎ノ門時代 : 2013年7月~2016年2月)
ピュア虎ノ門はオートロック式であったため、主に1Fの郵便受けがいたずらのターゲットになっていました。
・複数回にわたり、郵便受けのテプラを剥がされたり、勝手に違うテプラを貼られたりする(全ての郵便受けを法律事務所に統一されるなど)。
・複数回にわたり、郵便受けに「尊師ール」等を貼られる。
・複数回にわたり、付近を歩く唐澤弁護士(と同僚の山岡弁護士)が盗撮され、公開される。
・2015年2月、1F玄関に唐澤弁護士への「表彰状」を設置される。取り外そうとすると大量のカッターの刃が降り注ぐトラップつき。
・2015年5月以降、1Fの自動販売機に日常的に「カラコイン」を流通される。
・2015年10月、郵便受けに「なんJの王専用傘立て」と張り紙がされ、H宅からの盗品である傘を強引に突っ込まれる。
・住居表示プレート「虎ノ門三丁目」「16-7」を取り外して盗難された上に、殺害予告に利用される。
・郵便受けに接着剤、オレンジジュース、冷凍ピラフ、蜂蜜を入れられる。(ださいたま氏の裁判で判明)
 
なお、このような度重なる「けんま行為」により、何度も警察が出動する騒ぎが起きました。職務質問され、警察署に連行された者も何名もおりました。
しかしながら、「単にビルの外観を写真撮影しただけで、張り込んでいた警察官に職務質問される」、「単にインターホンを押しただけで20人近い警察官が出動する」など、不適切と思われる対応も頻繁に見られ、愛宕警察署は「国営セコム」などと呼ばれ揶揄されることとなりました。
 
(オランダヒルズ森タワー時代 : 2016年2月~)
上記の度重なるいたずらにより、2016年2月、唐澤貴洋の事務所は「オランダヒルズ森タワー」に移転することとなりました。森ビル株式会社の運営する「オランダヒルズ森タワー」は、セキュリティが強固とされおり、家賃は月105万円とされています。
・2016年6月、正規の利用者のすぐ後ろについてオートロックを突破する手法(ピギーバック)により、事務所のある707号室のドアの前まで侵入される。それ以降同様の手法による侵入事例が複数回報告される。

※ ピュア虎ノ門もオートロックでしたが、人通りが多くないためピギーバック手法は困難だったようです。セキュリティの強固なはずのオランダヒルズ森タワーに移転したことで、より深い侵入を許してしまったのは皮肉なことです。
・2016年11月、707号室のドアインターホンに「死ね」と落書きされる。(「ちくわ」と書いたという説もあります。)

・ドアの鍵穴にボンドを詰められる。(唐澤貴洋への取材で判明)

・2017年9月、元SMAPの稲垣メンバー、草彅メンバー、香取メンバーと飯島マネージャーが所属する芸能事務所が隣の706号室に入居し話題となる。

唐澤貴洋の墓への「はかけんま」

唐澤貴洋はここまで大炎上し嫌がらせを繰り返されながらも、住所はいまだに判明しておりません。そのため、唐澤貴洋の居宅へのけんま行為は未だに行われていません。
しかし、唐澤貴洋のプライベートに関わるものとして、両親の住む実家が判明しており、頻度こそ多くないもののけんま対象となっております。とはいえ、現在のところ巡回・写真撮影・登記簿謄本の取得がされている程度にとどまり、大きな嫌がらせ行為は確認されておりません。

また、実家付近では「唐澤貴洋の母方一族(河野家)の墓」が発見され、こちらもけんま対象となりました。

 

(はかけんまの振り返り)

・2016年6月、河野家の墓が発見される。墓誌により、唐澤貴洋の祖父である大物公認会計士・河野一英(2015年没)や、唐澤貴洋が青春時代に亡くしたと語っていた弟・唐澤厚史(1995年没)の埋葬が確認される。
・複数回にわたり、心あるユーザーによる墓参り(はかけんま)が実行される。この時、なんでも実況J板で好まれている飲料「オランジーナ」がお供え物として定番化したため、不自然なほど墓前にオランジーナが増加し続ける。
・墓誌の高画質な画像が公開され、唐澤厚史が誤って「厚志」と彫られた後、「厚史」に補修されていたことが明らかになる。このぞんざいとも思える扱いは、「なぜ唐澤家の厚史が河野家の墓に入れられたのか」と合わせて、様々な憶測を呼ぶ。
・2016年8月、何者かによりスプレーで墓石が汚損された上、「貴洋」と落書きされる。

「ラジコンけんま」作戦

以上、騒動に関連の深い場所を実際に訪問する「けんま」行為について見ていきましたが、これらの行為は反響や収穫が大きい一方、リスクが高く地理的制約もあり、誰でも簡単に実行できるものではありませんでした。
そこで、言葉巧みに他の者を操ってけんまさせるという手法が考案されました。これを「ラジコンけんま」と呼びます。

掲示板ユーザーにより様々な種類の「ラジコン」が試されましたが、ここでは特に大きな成果を上げた3種類の「ラジコン」を見ていきましょう。

 

1、月永皓瑛

月永皓瑛とは、平成5年生まれ、青森県出身の人物です。(いずれも本人による)

彼は高校を中退し、「株式会社青空鑑賞会」、「ひきこもりニート合同会社」という2つの会社を立ち上げます。これらの会社を活用し、いわゆる「Youtuber」や「ネオニート」のような生き方を目指していたのかは定かではありませんが、いずれにせよ当時の彼は自らの売名を第一の目的として活動しており、なんでも実況J板でもしきりに宣伝行為を繰り返していました。

このことから、彼に「有名になれる」などと唆してけんまさせる作戦が浮上しました。月永皓瑛はそれに応え、売名目的で何度か「けんま」を行いました。例えば次のようなエピソードがあります。

・2013年10月、史上初となる「けんま生放送」を行う。

・2013年11月、唐澤弁護士の事務所に取材依頼のFAXを送り、数日後に確認の電話を行なったところ何故か通報され、警察からお叱りの電話を受ける。

・このとき、大崎警察署の職員である山内学により、「今後ネット上に唐澤貴洋や大崎警察署について何か書かれたら、あなたがやったと確信して対応します」という趣旨の発言や、「警察から母親に電話されたことを嫌がるのは、後ろめたいことがあるからだろう。悪い事してなければ平気だろう」という趣旨の発言、「何すか?怖いんすか?」という発言があり、高圧的な態度をとり理不尽な脅迫まがいの発言をしたとして批判を浴びた。

・2014年6月、唐澤弁護士の事務所のインターホンを押しただけで通報され、20人近い警察官が集結する。

 

2、甘芋ラジコン(統合失調症患者)
統合失調症とは精神疾患の一つであり、かつては「精神分裂病」と呼ばれていたものです。ネット上では「統失」をもじって「糖質」と呼ばれ、ハセカラ騒動ではこれをさらにもじって「甘芋」(甘い者、の意)と呼ばれます。

統合失調症に特異な症状として、自他の区別がつきにくくなった結果、「幻聴がきこえる」「他人に操られているように感じる」「常に監視されているように感じる」というものがあります。このことから、「電磁波攻撃を受けている」「集団ストーカーに襲われている」などの陰謀論を叫ぶようになる方がいらっしゃいます。
このような統合失調症患者の特性につけ込んで、H君や唐澤貴洋が集団ストーカーのボスだ、などと焚きつけ、ラジコンけんまに利用する作戦が浮上しました。
この作戦の主な成功例として「Shin」が居ます。大阪府のタワーマンションに居住する彼は、ネット工作員「ゴリホーモ」により舌ペロペロ・自転車立ち漕ぎなどのほのめかし・いやがらせを受けていると信じ込んでいました。

2015年6月、Twitter等で「H君と唐澤貴洋がゴリホーモのボスである」と教え込まれた彼は、大阪の自宅から単身、千葉県のH宅・虎ノ門の法律事務所に乗り込むなどの行動力を見せました。

「Shin」の他に、「aiueo700」と名乗る統合失調症患者I氏も、ラジコン化が試みられたことがあります。結果、I氏のラジコン化には失敗したことでハセカラ騒動との関わりは希薄になりますが、一方でI氏はネット上でたいへん有名になっていきます。そのため、「aiueo700(イワマン)ブームの発祥はハセカラ騒動」とする意見もあります。

 

3、出会い厨ラジコン
出会い厨とは、ネット掲示板やチャットサイトなどに棲息し、参加者の女性と実際に会って性的交渉(いわゆるオフパコ)することを目的とするユーザーのことです。出会い系サイトではなく、一般的な会話を楽しむ健全なチャットサイトを邪な目的で使用することから、非常識で迷惑なユーザーとされています。
彼らは性欲に支配されるため、行動力があり、指示に従順で、何よりも他のラジコンより数が多く見つけやすいことから、ネット上で女性になりすまし、出会い厨を騙してけんまさせる作戦が浮上し、実行に移されました。例えば次のような例があります。

・複数回にわたり、女性になりすまし住所を偽ったユーザーがH宅や唐澤弁護士の事務所まで出会い厨を誘導し、写真を撮らせたりインターホンを押させたりする。

・2015年10月、乱交パーティーがあると騙された出会い厨50人以上がH宅周辺に集結し、警察が出動する騒ぎになる。

・2016年4月、女性になりすましたユーザーからの指示に従い、出会い厨がH宅の玄関門に放尿する。

・2016年6月、麻薬中毒者の出会い厨を騙し、唐澤弁護士の事務所のあるオランダヒルズ森タワーにけんまさせたところ無事検挙され、複数のパトカーが出動する騒ぎになる。