H君特定までの軌跡

長年にわたる不快で悪質な発言により、多くのネットユーザーの怒りを買っていた「八神太一」ことH君は、2012年3月7日に自ら大学の合格証書を公開したことをきっかけに特定され、あらゆる個人情報を暴き出され、掲示板ユーザーの総攻撃に遭うこととなりました。

このページでは、八神太一=H君が特定されるまでの流れと、その後様々な個人情報が判明してしまった経緯を解説していきます。

 

なお、掲示板ユーザーに特定されてしまったH君はその後、「ネットに強い弁護士」こと唐澤貴洋弁護士を雇い、反撃を試みます。
しかし、掲示板ユーザーには「自業自得の炎上事件で被害者ぶって弁護士に泣きつき反撃してくるという前代未聞の行動」とみなされてさらなる反感を買い、ますます炎上してしまいます。それどころか、唐澤貴洋弁護士のユニークな言動が大いにウけたことで、唐澤弁護士を巻き込んで炎上そのものが一大ムーブメントになってしまいました。

さらには、皆が興味を失い鎮火しかけた頃に唐澤弁護士が新たな動きを見せ、騒動が再び盛り上がってしまうことで騒動が長期化。「H君最大の悪手は弁護士を雇ったこと」とまで揶揄されています。

H君が特定後、ネットユーザーから受けた攻撃については詳しくわかる!ハセカラ騒動(ハセ&カラ編)をご覧ください。

合格大学特定

コテハン・八神太一は、2ちゃんねるへの書き込みの中で「自分は高校生で、指定校推薦で大学合格済み」という情報を公表していました。しかし、八神太一はもともと虚言癖があることで知られており、非常に嫌われていたため、「大学に受かったというのもいつもの嘘だろう?証拠でも上げてみろよ、どうせできないだろうけど」という趣旨の発言が集中することになります。
(すべての始まりの日・2012年3月7日)
これに反論するため、八神太一は大学の合格証を撮った写真を自らアップロードすることとなります。「大学名」や「自分の氏名」を隠した画像でしたので、これなら、個人を特定する材料にはならないと考えたのでしょう。
しかし、インターネット上には「あらゆる大学の合格証をまとめたサイト」が存在していたのです。そのサイトで調べると、八神太一の合格大学はK大学であることが簡単に判明してしまいました。

 

さて、合格大学がバレてしまった八神太一は焦り、「指定校推薦というのは嘘で、実際はAO入試だった。こんなこともあろうかと滑り止めのK大学の合格証を晒した。4月から通うのは別の大学」という趣旨の言い訳をし始めます。

しかし、あまりに必死に言い訳するその姿に、掲示板ユーザーは「八神太一が4月から通うのはK大学」との確信を逆に深める結果になります。
さらに、掲示板のログから、K大学のAO入試の日にも八神太一は元気に書き込みをしていたことが判明し、AO入試という言い逃れは通用しなくなってしまいます。

出身高校特定

もともと、八神太一の過去の発言から、出身高校が千葉県の私立高校であることは周知の事実でした。
八神太一の通う大学名が判明したことで、次は八神太一の出身高校を特定してもっと追い込んでやろう、という気運になった掲示板ユーザー達は、膨大な量の過去の書き込みを洗い直します。


八神太一の発言には嘘や誇張が多く含まれていたため、使える情報と使えない情報があり一時は混乱を招きましたが、ほどなくして具体的な高校名の候補が幾つかに絞り込まれていきます。
そして、候補となった高校のカリキュラム、部活動、学校行事の日付と、八神太一の過去の発言をすりあわせた結果、八神太一が卒業したのはC高校である可能性が極めて濃厚になっていきます。

C高校の推薦指定校にK大学が含まれていることも確認され、八神太一の出身高校がC高校である可能性はほぼ確実なものとなります。

本名特定

C高校出身、K大学入学予定という2つの情報を手に入れた掲示板ユーザーは、八神太一のさらなる個人情報の入手を期待し、当時最大手のSNSであった「mixi」に目をつけます。
mixiのプロフィールに「C高校」「K大学」と記載されているユーザーを検索したところ、なんと、「つい数分前に自身のプロフィールの『K大学』を『亜細亜大学』に書き換えた形跡がある」という怪しすぎる青年のアカウントが見つかります。その青年の本名を、以後H君と呼称します。


H君のmixiアカウントは、H君の個人ブログやTwitterと繋がっていました。そこで、それらのブログ・Twitterの書き込みをよく調べてみると、態度や口調こそ全く異なるものの、書いている内容には八神太一の発言との一致点が数多く見つかりました。こうして、八神太一=H君説はどんどん濃厚になっていきます。


とはいえこの段階では、「八神太一=H君」は99.9%確実とされながらも、言い逃れできないほど決定的な証拠はまだありませんでした。そのため、ここでH君が白を切り通せば最悪の事態は防げたのかもしれません。

 

しかし、何を思ったか突然H君は、mixiアカウントのプロフィールに「開き直る、ワイが八神や」と記載してしまいます。
本人の開き直りにより、八神太一=H君が100%確定した一瞬でした。

この瞬間から、八神太一の本名Hが掲示板じゅうに拡散しはじめます。

 

この後の流れを見ればわかるように、mixiは個人情報の宝庫であり、H君自らの手で99.9%を100%に確定させてしまったのは、どうしようもない悪手でした。
なぜH君がわざわざ「自分の首を差し出した」のかは、諸説ありますが、「特定の恐怖より目立ちたい欲望が勝ったのでは」とも指摘されています。

事実、開き直った後のH君は、自ら2ちゃんねるで「【速報】H参上!!」というスレを立てたり、「C高校○○科3年○組のH君!!」と呼びかけられて「はーい^^」と返事し、「正直今が俺のコテ人生のピークだよな もう町田超えただろ」とはしゃぐ有様でした。

実家の住所特定・父親の名前特定

さて、H君のmixiアカウントの「マイミク」(友達)を検証すると、ほとんどがM小学校、M中学校の出身者であることが判明しました。それで、H君自身の出身校もM小学校、M中学校であることが容易に推察されました。

このことから、実家の住所が千葉県M市のごく狭い範囲に限定されることとなりました。
(ここまでが、合格証書がアップロードされた2012年3月7日に起きた出来事です。)

それから時は流れ、約1年後。

ゼンリン住宅地図を用いた机上調査や実地調査などにより、この頃までにH君の自宅候補は2~3軒にまで絞られていました。
候補となった2~3軒のうち、どれがH君の家なのかは決め手を欠く状況でしたが、「犬を飼っていない」という理由によりある一軒(通称ニーナハッサン)が目下最有力候補とされていました。これは、とにかく自分語りが大好きなH君は、犬を飼っていたとすればその話を何度かしていたはずだ、という推理によります。


ニーナハッサンの不動産登記簿謄本の取得により、H君が今の場所に引っ越してきたと語っていた時期とニーナハッサン新築の時期が一致することも確認され、H君の実家=ニーナハッサンが99.9%確定。ついでに、不動産の所有者であるH君の父親の名前も特定されてしまいました。

この頃から、人違いのリスクが低まったことで、ニーナハッサンの住所を広めようとする者が増えてきます。

 

さて、住所特定までの1年間の間に、とある関係者がC高校の卒業アルバムを公開していました。
高画質なH君の顔写真を入手した掲示板ユーザー達は、様々な写真にH君の顔を合成する「コラ画像」を作成し、面白半分でTwitterやブログなどで拡散しはじめます。


そんな中、コラ画像の一つ「大学生にありがちな髪型」が、H君の元同級生たちの目に止まってしまいます。
元同級生の一人、S氏はTwitterで「これHじゃないの?」と発言。そして、元同級生たちとTwitter上で盛り上がる中、ついにこのような発言をしてしまいます。

「てかね、住所特定までされてんだよ?しかもちゃんとHの家だったし..(^o^;) あいつなにやらかしたのwww」
こうして、思わぬところから元同級生のお墨付きを得たことで、H君の実家=ニーナハッサンが100%確定してしまったのでした。

大学の学部・学科特定

さて、H君特定の嚆矢となったのは、「4月からK大学に通う」という情報でした。
しかし、入学前にこれだけの騒ぎを起こしたH君は本当にK大学に通うのか(通えるのか)が当然話題になっていました。
また、もしK大学に通っているならば、何学部の何学科なのか・担当のゼミ教授は誰なのか・サークルは入っているのか・どのような学生生活を送っているのか等々、掲示板ユーザーの興味は尽きません。

その答えは、意外なところから判明することとなります。

原告・H君、代理人・唐澤貴洋弁護士が訴えたIP開示請求裁判の判例が公開され、その中にハッキリと「原告はK大学○○学部○○学科に在籍する大学1年生の男性である」と記載されてしまっていたのです。
皮肉なことに、IP開示の裁判を起こしたことがH君の個人情報の1ピースを埋めてしまったのでした。

これについては、「裁判の内容からして原告の学部・学科の情報はまったく不要であり、わざわざ余計なことを書いた唐澤弁護士の失敗ではないか?」「高い報酬を払って、慰謝料も期待できない裁判で、被害者の余計な個人情報を公開するとは、唐澤弁護士はいったいどっちの味方なんだ?」と批判が相次ぐこととなりました。

その後も…

・大学の同級生を名乗るリーク者によって所属サークルとそこでのH君の扱いを暴露される。
・「H君を名乗った欠席報告メールを、学内のゼミ担当教授に総当たりで送る」という手法により、所属ゼミが割り出される。
・玄関マット盗難・ゴミ漁りにより、母親の名前が特定される。
・mixiやTwitterからの発掘により、弟の名前が特定される。
など、H君の個人情報や私生活が、次々と暴露されていくのでした。

しかし、2016年3月をもってH君はK大学を卒業したことが確認されています。その後の現住所や勤務先などについては一切知られておらず、H君は掲示板ユーザーの魔の手から完全に逃げ切ることに成功しているのが現状です
現在、ハセカラ騒動関係の掲示板では、唐澤貴洋弁護士や、本騒動から派生した別のターゲット等が話題の中心となっているため、H君の特定・嫌がらせは完全に下火になっています。